〜インタビューまでの流れ〜
【出会い】
私が初めて成瀬氏にお会いしたのは、RINGS大阪府立体育館(1999年12月)の試合後。
私の師匠である平直行氏に同行し、とある鉄板焼屋にて食事をご一緒させて頂いたのが最初であった。
「格好良く生きている」
「生きるパワーを感じる」
それが成瀬氏に対する第一印象であった。それから現在に至るまで、度々電話やメールで就職活動等
に悩む私に、たくさんの言葉を掛けて頂いた。
【CONCEPT】
私が今回特別インタビュー企画を組もうと思ったのは、単に格闘技が昔から好きだからという単純な理由
に留まらない。私を含めて、10代・20代の若い方たちに、我々とは異なる世界に「生きる」、そんな方の人
生に触れて頂きたいと思ったからだ。今回私は、「格闘技」という我々にとっては、いわば非日常の世界に
「生きる」人間に焦点を当ててみた。もちろん格闘技の話に留まるようなインタビューで終わらせようとは思
わない。このインタビューを通じて、皆様方の心に響くような何かしらのメッセージになればと思う。
私が大学入学と共に、格闘技の世界に入って約四年、それまで単なる「学生」という実に狭い世界の中で
悩み、生きてきたことを強く実感する。もし貴方が、「学生」を経て「社会人」という極々普通の流れに乗ろう
としているならば、こんな世界にも「生きて」いる人間がいるということをぜひ知って頂きたいと思う。
「一つの身体が生きられるのは、一つの人生でしかない」
と思っているのならば、私はそれに対して強く反論する。「言葉」を互いに投げかけ、他人の人生に触れるこ
とで、多くの人生を送れることを信じている。
―私は確実にもう一つの世界を手に入れた
最後に、単なる学生に過ぎない私のインタビューに快く応じて頂いた成瀬昌由氏に、心から感謝の意を表した
いと共に、これからの更なる発展を心から願っております。
−押忍
Masayuki Naruse Profile
1973年3月15日産れ。前田明率いる団体、RINGSにおいて92年5月16日VS山本宜久でデビュー戦を飾り、その後、トーナメント21初代王者となる。椎間板ヘルニアのため長期欠場に追い込まれたが、1年9ヶ月ぶりに、3月20日ディファ有明で行われた、『BATTLE
GENESIS Vol.7』でメインを努め、見事復帰戦を勝利で飾る。