あなたは次のパンフレットをご存知だらうか。
《早めに配偶者から離脱する》
《逮捕を望む場合には我慢や遠慮をせずに、速やかに警察に相談しましょう》
《ケガをする前に、暴力をはたらく配偶者から離脱し、安全な場所に避難しましょう》
《外出時に防犯ブザーを携帯する》
《夜道の一人歩きはできるだけ避け、明るく人通りの多い道を歩く》
『女性のための防犯チェックポイント(配偶者の暴力から身を守るために)』といふパンフレットに書いてある内容がこれ。
女性の「防犯」といふと、見知らぬ人、赤の他人から身を守ることと誰しも思ふが、この場合の「防犯」の対象はなんと亭主(と元亭主)なのだ。亭主に対して「防犯」といふ言葉を使ふ神経もどうかと思ふが、「事例」としてあげるケースがすごい。
《内縁関係の彼が、勤務先をリストラされたことから、彼女に殴る蹴るの暴力を振るうようになり、彼女は肋骨を折って救急車で搬送された》
イラストがまたすごい。酒瓶を片手にした夫が妻をなぐりつける。妻が必死の形相で子供の手をとり家を逃げ出す。さうかと思ふと、腕を包帯で吊り下げる妻、顔に包帯した痛々しい妻。これをみて家庭は地獄と思はない者はゐるだらうか。このパンフレットの伝へたいメッセージは明白であるー「家庭は地獄。夫は犯罪者」。
妻へのアドバイスは至れり尽くせりだ。
《配偶者からの離婚を決意したら、早めに準備をしましょう》
《離婚を決意したら、家庭裁判所に離婚調停を依頼するなど、過去にとらわれないよう法的な整理をしましょう》
ほとんど離婚のすすめ。でも、警察が離婚のすすめなんかやつていいんだらうか?
しかも日本の警察を代表する警視庁が。さう、このパンフレットを刊行したのは警視庁なのだ。 警視庁はいつの間にフェミニズムの宣伝機関になつたのか?
国民にとつて悲しむべきことに、DV防止法が施行されて以来、我が日本警察は完全にDV行政に組み込まれてしまつたのですよ。内閣府・男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」では、警察官僚や法務官僚がフェミニストどもと顔をつき合はせて「DV根絶」のための対策を練つてゐる。
ちなみに内閣府・男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」の御立派な委員たちを紹介してみようか。
大津 恵子 女性の家HELPディレクター
奥山 明良 成城大学教授
戒能 民江 お茶の水女子大学教授
垣見 隆 弁護士
北村 邦夫 社団法人日本家族計画協会クリニック所長
小谷 直道 読売新聞社特別編集委員
小西 聖子 武蔵野大学教授
島野 穹子 つくば国際大学教授
住田 裕子 弁護士、獨協大学特任教授
瀬地山 角 東京大学大学院総合文化研究科助教授
林 陽子 弁護士
原 ひろ子 お茶の水女子大学名誉教授
前田 雅英 東京都立大学法学部長
フェミニズム業界の事情に多少通じた人なら、これらのメンバーのサヨク・フェミズム度がどの程度のものかよく分かるはずだ。これ以上タチの悪いフェミニスト集団はちよつと考へられない。
たとへば、委員の北村邦夫は昨年十月の「女性に対する暴力に関する専門調査会」で次のやうな発言をしてゐる。
《それから文科省には、性感染症の拡大と10代妊娠問題というのは非常に深刻な問題に今、日本でなっているんですけれども、その一方で性教育バッシングが起こっています。例えば東京のある養護学校では性教育に熱心な教師たちが結果として批判の対象になり、校長が一般教員に降格されたというような事件が起こり、学校の教諭たちは性教育の取組みに対して非常に消極的にならざるを得ないという、まさに異常な事態が起こっておりますけれども、本省の立場では全国的に起こっている性教育バッシングというものをどう分析しておられるのか、是非お聞かせいただきたいと思います。》
悪名高い性狂教とならぶセックス教育魔が北村邦夫といふ人物。
http://www.jfpa-clinic.org/bc/bc.html
http://www.medical-tribune.co.jp/ss/2000-6/ssJun03.htm
http://www.jfpa.or.jp/
かれらエロ教育魔たちにとつて、都立七生養護学校の変態エロ教育が東京都につぶされたことがよほど悔しかつたとみえる。男の性暴力と性搾取に対抗するためにエロ教育を施すべき、といふのがこれらセックス教育魔の論理なのだ。
「女性に対する暴力に関する専門調査会」で論議してゐるのはDV問題だけぢゃない。強姦、ポルノ、痴漢、エロ教育、中高生売春・・・・・。フェミナチ学者やセックス教育魔たちは、これらを「ジャンダーに根ざす暴力」と呼び、夫婦間の性行為を「強姦」にしたてあげようと躍起になつてゐる。
テレビでお笑ひタレントとお医者さんゴッコかなんかしてじゃれあつてる変態男と,警察庁のエリートが、「性犯罪根絶のためにDV取締りを強化しませう」と唱和する。このやうな光景はちよつと恐いのではないだらうか?
| | |