千葉県の障害者差別禁止条例案について自民党千葉県連は、今二月県議会において継続審査にすることを決めたらしい。継続審査というのは事実上の廃案だ。
千葉県議会では7日から本会議の審議が始まったが、堂本の嘘八百の御託答弁に付き合わずにさっさと継続審査に決めたのは賢明な判断だった。自民党内の意見のとりまとめにあたった自民党政調会長が、堂本べったりの利権屋県議でなく、反堂本の県議(教科書問題などでも尽力した人)だったことも幸いした。
これから条例案と堂本の嘘八百をたたきまくってやろうと思っていた当方としても、手間が省けてよかった。廃案と決まったからにはもうあんまり言うこともないが、障害者差別禁止条例案のベースになった千葉県人権施策基本指針についてひとつだけ付け加えておきたい。千葉県人権施策基本指針を作成した「千葉県人権問題懇話会」なる組織についてである。
堂本は、千葉県人権施策基本指針を作らせる目的をもって平成14年10月に千葉県人権問題懇話会を設置したが、その委員のメンバーは次の通りである。
福岡安則(埼玉大学教授)=●座長及び小委員会委員長
渥美雅子(弁護士)=●副座長及び小委員会委員
井本義孝(特定非営利活動法人 市原エヌ・ピ−・オ−・サポ−トセンタ−理事長)
神林保夫(社会福祉法人千葉県身体障害者福祉協会常務理事
斎藤静敬(弁護士)
佐藤敦子(千葉敬愛短期大学教授)
佐藤俊一(淑徳大学教授)
椎名英夫(千葉県保育協議会副会長)
白井堯子(千葉県立衛生短期大学教授)
武田敏夫(エイズ・サポート千葉(NGO)代表)
趙景達 (千葉大学教授)=小委員会委員
手塚和彰(千葉大学教授)
富沢正昭(市原メンタルクリニック所長)
成田久江(法務省人権擁護委員)=小委員会委員
根本久子(千葉県連合婦人会副会長)
野内恭雄(千葉県精神障害者家族会連合会会長)
橋本たすな(日本ユネスコ協会成田支部婦人部長)
藤島 高 (社団法人千葉県人権啓発センター理事長)
松崎泰子(淑徳大学教授)
松田敏子 (千葉県立衛生短期大学講師)=小委員会委員
宮原二三代(社団法人ぼけ老人を抱える家族の会千葉県支部代表)
森元美代治 (IDEA(共生・尊厳・経済自立を目指すハンセン病患者・元患者国際ネットワーク)ジャパンコーディネーター)
山本繁樹 (弁護士 千葉県人権擁護委員連合会会長)
吉川アイ( 部落解放同盟千葉県連合会委員長)
ラビンダー・マリク(浦安在住外国人会会長)
竜円香子(千葉県手をつなぐ育成会権利擁護委員会代表)
座長をつとめた福岡安則というのは、元全共闘の活動家である。東大闘争で暴れたことを自慢している典型的な新左翼のひとりである。昭和60年には「日本解放社会学会」を仲間と発足させ、理事に就任した。理事の中には上野千鶴子もいた。上野は当時平安女学院短期大学に、福岡は千葉県立衛生短期大学にいた。
日本解放社会学会には、部落差別をはじめ、性差別、民族差別、障害者差別、被爆者差別、底辺労働者差別をテーマにする研究者が結集。福岡の得意とする分野も、部落差別問題と在日韓国・朝鮮人差別である。在日韓国・朝鮮人差別問題を扱うマイノリティ問題研究会というのも福岡は組織している。
安岡は部落解放同盟ともツーカーの仲(というより同士)で、懇話会において部落解放同盟、及び社団法人千葉県人権啓発センター(部落解放同盟の別働隊)が中心的役割を担ったことは言うまでもない。千葉県は東日本の中では部落解放同盟の勢力が強いところで、福岡は埼玉大学に移ってからも、千葉県の部落解放同盟と連携を保っている。
つまり、堂本は、元全共闘の活動家を座長に、腹心のマルフェミ渥美雅子を副座長にして、部落解放同盟を引っ張り込んで、あのおどろおどろしい千葉県人権施策基本指針を作りあげたのだ。
堂本は千葉県人権問題懇話会に千葉県人権施策基本指針を作成させたあと、「基本指針に基づいて」と称して「千葉県人権施策推進委員会」を設置した。そして、委員会の委員長に安岡安則を、副委員長に渥美雅子を就任させ、引き続き県の禄をはませている。安岡はこれまでたびたび千葉県から部落問題の調査を請け負っているが、その対価がいくら支払われたかはつまびらかではない。人権屋利権共同体がすでにできあがっているのである。
自民党の継続審議の決定は、うまい汁を吸おうと思って障害者差別禁止条例案の成立を心待ちにしていた連中をいたく失望させているに違いない。
最後にひとつ。自民党の中には、障害者差別禁止条例案を廃案にする代わりに、対案を出そうと意見もあるらしい。結論から言うと、そのようなものは一切必要ない。
悪い政治家が悪法を制定しようと謀る。その悪法に反対する時は、悪法の悪法たる所以を指摘すればたくさんだ。悪法であるA法案を葬るのに、なぜA´(Aダッシュ)法案を作成する必要があるのか?
真の人権擁護法だとか真の男女共同参画条例だとか叫んでいる連中もこの類である。「良識的な」○○条例という耳障りな言葉が淘汰されたと思ったら、今度は「真の」○○か。やれやれ。真の人権擁護法だとか真の男女共同参画条例だとかぬかす輩がたえないから、地方議員たちも「人権」や「男女共同参画」を前にひれ伏してしまうのだ。ちょうど鳥取県のアホな県議たちのように。
千葉の自民党県議のお歴々よ。人権ファシズム条例の対案なんて一切つくる必要はないのです。「真の障害者差別禁止条例」なんてお願いですからやめて下さいね。
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