遊就館が危ない
 展示書き換へは中国プロパガンダの勝利
 反靖国キャンページの策源地は中国




 遊就館が危ない。

 岡崎久彦氏らの反日媚米グループは、靖国神社側と面談して遊就館の展示を修正することで合意し、修正はすでに終へたと勝ち誇つたやうに宣伝してゐる。

 岡崎氏の主催する「岡崎研究所」のメンバーでもある吉崎某は自分のブログにさりげなく書いてゐる。

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●かんべえの不規則発言
<8月25日>(金)

〇夕方に所用があって、岡崎研究所に立ち寄った際に聞いたのですが、こういうことがあったのですね。
(1)岡崎久彦氏が、産経新聞8月24日朝刊の「正論」欄で「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」という論考を寄稿する。
(2)その日の午前10時頃に、靖国神社から岡崎研究所に電話あり。
(3)岡崎氏、そのまま靖国神社に行って、南部宮司に会う。「ご指摘の部分を修正したいので、ご協力願いたい」との要請あり。
(4)今日の産経新聞朝刊が、「靖国・戦史博物館、展示内容変更へ」という記事を報じる。
(5)英Financial Times紙も、"Japanese war shrine agrees to
axe controversial exhibit"と同様の内容を報じる。(伊藤師匠のサイト、8月25日分を参照)
(6)岡崎氏、本日午前に関係者とともに修正作業を終える。

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 岡崎の政治力を誇示する一方で、「展示の修正はもう決まつてしまつたんだよ」とうそぶくこの記事は、反日媚米グループの正体をあますところなく伝えてゐる。

 反・媚米側のブログ情報によると、「修正」の箇所は、《ルーズベルトは、三選されても復興しないアメリカ経済に苦慮していた・・・・・英国、中国への軍事援助を粛々と推進していたルーズベルトに残された道は、資源に乏しい日本を禁輸でい追い詰めて、開戦を強要することであった。》といふ部分らしい。

 この部分は、岡崎グループをはじめ、岡崎氏が「正論」論文で引用したジョージ・ウイル、文藝春秋八月号で富田メモを持ち上げる現代史家三羽烏(半藤一利、秦郁彦、保阪正康)ら、内外の反日勢力が集中的にヤリ玉にあげてきた記述である。

 靖国神社側は「この一箇所だけなら」と修正に応じたものと思はれる。「アメリカを批判する記述を全部直せとは言ひません。あの部分だけ直せばいいんですよ」とささやく媚米グループのペテンに引つかかつたのである。

 媚米グループにとつて、「修正」箇所など実はどこでもいいのである。どこか一箇所だけ修正させれば、それでかれらの目的は達成される。なぜなら、かれらの目的は靖国神社の「偏向」展示を「書き換へさせた」と世界中に宣伝することにあるのだから。

 中国韓国はもとより、アメリカ、イギリス、フランス、東南アジアの新聞は今、日本の靖国問題をことあるごとに取り上げ、「日本の靖国神社は軍国主義の象徴」といふイメージを盛んにふりまいてゐる。もし、靖国神社が遊就館展示の書き換へに応じたらどのやうな事態が生ずるかは大した想像力がなくても分かるであらう。世界中の反日マスコミが「軍国主義の象徴であるヤスクニ・シュラインがアメリカの圧力に屈して偏向記述を訂正」と一斉に書きたてるはずだ。修正箇所の内容など誰も読まない。日本の軍国主義の象徴がアメリカに屈服したといふプロパガンダだけが流布するだらう。

 靖国神社は恐ろしい陥穽にはまつてゐる。靖国神社の幹部たちは、遊就館の展示の改変が、靖国神社の存立基盤をゆるがせる性質のものであることに気がつかない。我が国が戦つた当の相手であるアメリカの走狗たちの入れ知恵で、靖国神社の施設の展示を改変するといふことの危険性が察知できない。外国とその従属勢力の圧力に屈して遊就館の展示を改変すれば、靖国神社は靖国神社でなくなる。靖国神社の自殺行為である。靖国の英霊たちに対するこれほどの冒涜はない。

 遊就館展示が改変されたら、一番喜ぶのは誰か? 中国である。

 近年の世界的な遊就館攻撃の策源地は、中国なのだ。在日中国大使館は在京の各国大使館に、遊就館を見学するよう働きかけてきた。在米中国大使館はロビイストと資金を投入して、アメリカの議会、マスコミ、シンクタンクとあらゆる方面に遊就館批判のキャンペーンを繰り広げてきた。アメリカのジャーナリストや議員の持つ遊就館の資料やビデオはみな中国大使館から提供を受けたものだ。

 アメリカで靖国神社に批判的なマスコミはニューヨークタイムス、人物ではジョセフ・ナイ、アーミテージ、ハイド・米下院外交委員会委員長、ホルブルック・元国連大使あたりだが、遊就館問題はこれら反日諸勢力から日本側にフィードバックされたのだ。まさに中国のシナリオ通りに。

 共産党機関紙「赤旗」は中国の尻馬に乗つて、しきりに米国内における反靖国の動きをレポートしてゐる。不気味といふほかない。反米の共産党機関紙が対靖国攻撃では米国と完全に歩調をあはせてゐることこそ、この問題の本質を暴露してゐると言へよう。

 歴史問題でアメリカを引つ張り込むといふのが中国の一環した世界戦略だ。中国がこの数年、世界的規模で展開してきた対靖国工作が今、実を結ばうとしてゐる。遊就館展示の書き換へといふ形で。中国首脳の高笑ひが聞こえるやうである。

 岡崎氏らは政権交代時のスキをついて、遊就館工作を敢行したとみることもできる。かれらは新政権発前にケリをつけようと躍起になつてゐる。安倍内閣が発足した後に遊就館展示を書き換へさせると、新政府が一宗教法人に圧力をかけたと非難を浴びるのが怖いのである。

 繰り返すが、遊就館攻撃は中国の反日プロパガンダ世界戦略の一環である。中国は遊就館を靖国神社のアキレス腱とみて、集中攻撃を仕掛けたのだ。岡崎氏をはじめ媚米一派も、五年前には遊就館の展示内容など誰も問題にしなかつたはずだ。中国の遊就館攻撃と符節をあはせるやうに、媚米一派が遊就館展示に目を向け始めた。私は今、岡崎氏が遊就館展示に言及し始めた正確な時期を調べてゐる。

 GHQは我が国を占領してまもなく靖国神社の焼亡を計画した。靖国神社は今、ふたたび炎上しようとしてゐる。




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