「アジア女性基金」のお仕事と酒田短期大学が教へること

 「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」が、韓国での事業を延長することを決めたらしい。

 日本軍に強制連行された従軍慰安婦といふ作り話がバレて何年も経つにも拘はらず、こんな組織がまだ存在してゐる! それさへ驚きなのに、相手が「こんなものいらない」と言つてゐるのに「いただいて下さい」とお願ひする愚劣。

■「どうぞもらつて下さい」

 周知のやうに、アジア女性基金は「従軍慰安婦」のフィクションがデッチ上げられた後、「元慰安婦」に償ひをする名目で平成七年に発足した。既に韓国、台湾、フィリピン、オランダの元慰安婦二百六十六人に償ひ金などが支給され、フィリピンとオランダへの事業は昨年終はり、台湾も今年五月に終了する。

 ところが韓国だけは事業を延長することになつた。韓国は、「基金は賠償責任の回避だ」といふ国内世論に押されて、償ひ金の受け取りを拒否してきた国だ。

 「どうぞもらつて下さい」
 「そんなものはいらない」
 「もらつていただけるまであきらめません」

 相手は遠慮の美徳を発揮して受けとらないのではない。「そんなものはいらない」といはれたら、あつさり引つ込めばいい。「どうぞもらつて下さい」「そんなものはいらない」といふ麗しい遣り取りをみせびらかす出来レースのやうでもある。卑屈を通り越してグロテスクな光景だ。

 アジア女性基金は、償ひ金の部分には募金、医療・福祉援助には政府資金が投入されてきたが、基金の資金は元慰安婦に使はれただけではない。国際人身売買会議の開催、子供買春国際会議の開催、援助交際パンフレットの作成、ドメステックバイオレンス対応マニュアルの作成。こんな事にも金がバラまかれてきた。

■今の日本人男性も危険!

 これらの会議やパンフレットが教えてゐるのは、「日本人男性の性的犯罪者としての危険性」である。

『フェミニズム歴史事典』(明石書店、2000年8月発行)といふ事典がある。Comfort Women"「慰安婦」といふ項目では、次のように説明されてゐる。

【"Comfort Women"「慰安婦」】

《第二次大戦中に日本の軍隊によって売買春を強要されたアジアの女性に対して使われる用語。アジアの6カ国からの20万人もの女性が軍隊の基地に送られ、彼女たちはそこで兵士によって毎日強姦され、殴打された。多くの女性は監禁状態や殺人によって死亡したが、1990年代のはじめに生存者が事実を思い切って話しはじめ、1991年に三人の韓国女性が賠償訴訟を起した。韓国の女性たちによる示威行動の後、日本の首相宮沢喜一は、その出来事に対して謝罪を表明した。》

 新潟の女性監禁事件みたいなことが20万件も起きて、あげくに、「多くの女性は監禁状態や殺人によって死亡した」といふのだから、おだやかではない。これは間違ひなく史上最悪の女性に対する犯罪だ。

 この本はアメリカの学者グループが執筆したもので、海外でも出版されてゐる。この説明のやうなおぞましい事実が広く世界に知られたら、日本を訪れる外国人女性は一人もゐなくなるに違ひない。

 しかし現実はまつたく逆の方向をたどつた。日本は近隣諸国の(ある種の)女性に最も人気のある国になつてゐる。


■韓国エステで働く中国人留学生

 最近、東京都内の風俗店で働いてた酒田短期大学(山形県酒田市)の中国人留学生が入管難民法違反(資格外活動)で摘発された。

 酒田短期大学は定員(352人)の96%が中国人留学生で、約200人が都内で生活してゐることが表面化した。摘発された留学生は32歳とか31歳とかいふ年齢だから、入国の目的は容易に推測できる。中国人留学生誘致を推進した事務局長はクビになつた。

 日本の風俗産業は韓国エステが花ざさかりである。韓国人、中国人、フィリッピン人の女性が韓国エステといふ名の売春に従事してゐる(中国人もなぜか韓国エステで働いてゐる)。

 アジア女性基金はやることがなくて困つてるみたいだから、いい仕事を教えてあげよう。日本の風俗店で働く外国人女性にアンケートをとるのだ。

 アンケートは、

 《質問》
 「あなたはどうして日本に来たのですか?」
 《回答》
 (1)日本政府にむりやり連れて来られた。
 (2)斡旋業者に騙されて連れて来られた。
 (3)自分の意思で来た。

 (1)と回答した女性には、アジア女性基金から償ひ金を支払へばよい。アジア女性基金は存続意義を見出すことができて、職員は失職を免れることができる。

 しかし今アンケートを実施すると、アジアの女性たちから「商売ノ邪魔ヲスルナ」とブーイングを受ける可能性がある。半世紀ほど経つてから呼び掛けるのが賢明かもしれない。
             (平成14年1月15日記)
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