戸籍制度を崩壊させる民法の「特例新法」

 出生届け無視の風潮煽るDNA鑑定の導入

 フェミ勢力の狙いは「嫡出推定」の有形無実化




 民法772条のいはゆる「嫡出推定」の問題で、与党がフェミニズム勢力の策動を受けて特例新法の制定に動いてゐる。フェミニズム勢力の主張を取り入れたこの特例新法が制定されたら、現行の戸籍制度が有名無実化するのは確実である。

 民法772条攻撃は、戸籍制度の解体を意図するフェミニズム勢
力が夫婦別姓などとともに二十年ほど前から仕掛けてきた運動だ。戸籍のない子供にパスポート申請させたりするのもこの連中の恒例行事で、今回はマスコミをうまく乗せ、福島瑞穂や民主党、公明党のフェミ議員らと連動して、自民党に立法化を働きかけるのに成功した。

 与党で合意が成立した内容は、離婚後300日以内に生まれた子について、
(1)離婚後の妊娠が医師の証明で明らかな場合、前夫の子ではないと認める。
(2)前夫が自分の子でないと認めるか行方不明などで意思が確認
できないケースや、DNA鑑定で明らかな場合に、現夫の子と認め
る。
(3)これらについての届け出を受けた市区町村は法務局に指示を
求め、受理不受理を決める。

といふものだ。

 この法律が制定されたら現行の戸籍制度に革命的変化が起きるということに気づいてゐる人は少ない。

 革命的変化の最たるものはなにか?

 それは、親たちは、子供が生まれても出生届けを出さなくなる、といふ恐ろしい事態にほかならない。

 出生届けにDNA鑑定といふ便利なものが採用されたら、市役所の窓口に医師の証明書らしきものとDNA鑑定書を持つてゆけば、それで父親は確定するのだ。慌てて出生届け出すには及ばない、といふことになる。

 市役所の窓口にDNA鑑定書を持ち込むことが常態化すれば、それは「離婚後300日以内に生まれた子」だけではなく、子供をめぐるあらゆる事態に適用されていくだらう。

 民法772条問題で今騒いでゐる女たちは簡単な話、婚姻継続中に亭主とは別の男と付き合ひ始め、子供ができてしまつたといふ手合ひばかりである。前の夫との離婚調停をしたなんてのはまだマシな方で、離婚手続なんか放たらかしのまま新しい男と平気で同棲生活に入つてしまふのだから始末が悪い。

 このやうな動物的同棲ごつこを繰り返す女たちは、離婚をして、一定期間をおいて、次の結婚生活に入るなどといふ常識ははじめから持ち合はせてゐない。動物のやうに男とくつつき、子供を生み、気分次第で分かれてしまふのだ。

 このやうな連中に眼をつけたのがフェミニストで、「現状に合はせて民法772条を改正せよ」を合言葉に、自堕落女たちを共同戦線に引きずり込んできた。かれらは戸籍を敵視し、結婚のモラルを完璧に粉砕すべく、若い女たちに「夫の戸籍に入る女はバカ」「戸籍なんか無視せよ」と煽り続けてきた。かれらが夢見るのは戸籍の存在しない世界である。

 DNA鑑定の導入によつて、「嫡出推定」規定は有形無実化する。離婚後300日以内の「嫡出推定」規定を有形無実化させるだけでなく、婚姻期間中の「嫡出推定」をも有形無実化させる。これがフェミニストたちの遠大な構想なのである。



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