
「挙上方向とシャフトの軌道」は安全上もっとも気をつけなければならない項目です。
トレーニングジムでたくさんのトレーニーを観察しているとよく見かけるのが、疲労してきて、つぶれそうになったときに「早くラックに戻したい!!」ということで、通常の軌道より首方向にシャフトを押し上げてしまうという状況です。(私はいつも「危ないな・・・」と思ってみていたりしています。もちろんその場所が私の仕事現場なら、もちろん注意しますけど)
しかし、そのような状況で力が尽きてしまうと「シャフトが首を直撃する」という最悪の状態を招きます。ベンチプレスで起こる死亡事故の多くの原因はこれに当てはまります。(私が知る、ベンチプレスで起きた死亡事故の何件かは、この状況に当てはまります)
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| シャフトが胸に触れている状態の "中間位" です。ここから挙上するときに・・・・ | シャフトの軌道は、床と垂直の方向を保てば安全で効率的です。このままつぶれても、シャフトは胸に下りるだけですから。(厳密に言えば、人間の身体の構造を考えるとシャフトの軌道は完全に直線的ではなく、多少弧の軌道を示し、僅かに首の方向にずれます) | |
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| これは非常に危険な状態ですね。この状態でつぶれてしまうと、シャフトが首・顔を直撃します。バーベルが高重量であれば、即死ですね・・・。ベンチプレスで起こる死亡事故も、このような経過で起こることが多いのです。(あと前歯を全部折ってしまったというのもよく聞きますね) でもトレーニングジムの現場では頻繁に見かけます。疲労してきて、つぶれそうになったときに「早くラックに戻したい」という気持ちが、シャフトを首の方向へ導く・・・。怖いことです。 |
でもね・・・ このフォームは本当によく現場では見かけますね。特に初心者。それから力任せに「フォームが乱れようとなにしようと、何が何でも挙げてやる」という感じの人 (それ自体は悪くないのですけど) に多く見受けられます。皆さんも気をつけてください。
防止策としては「Uポジショニング@」 にも解説してあるので詳しくは書きませんが、深めにベンチに入ってラックと肩の位置を近くする「教科書的なポジショニング」を採用することでしょう。こうすればシャフトの軌道が首の方向に行ってしまっても、ラックにあたってしまいます。
また、教科書的なポジショニングでラックにシャフトがあたってしまう人は、「危険!!」と自覚してフォームの見直しと、修正を行ったほうが身のためです。
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