Z 「膝が出てしまう」典型的な動きの流れ


 スクワットが「膝が出てしまう」フォーム全体のバランスが悪くなってしまうことの背景には、どうやら典型的なパターンがあることに、私はあるとき気がつきました。

 どうも、しゃがむ動作の初期段階で全てのバランスが決まってしまうようです。


スタート  スタートは全然普通ですよね・・・
 しかし、このようにスクワット動作の最初の段階で骨盤を後ろに引かず膝を曲げていくと、膝が前にスライドします。
 このバランスのまま膝を曲げていくと、爪先のライン(赤の線)から膝関節が出てしまいます。お尻の位置(青の線)も踵の位置に近いことが分かります。
 これが典型的な「膝が出る」動きのパターンです。このパターンは女性に多いですね。


 上の画像のようにスクワット動作の最初の段階で骨盤を後ろに引かず膝を曲げていくと、膝が前にスライドします。お尻の位置も踵に近い位置にあります。このバランスのまま深くしゃがんでいくと、膝が爪先から出てしまいます。

 
縦方向へ動作が顕著で、まるでパンタグラフかバネをギュッと縮めた雰囲気の窮屈感が否めないフォームですね。

 このようにスクワット動作のしゃがむ局面において考えると、フォームや全体のバランスはしゃがむ動作の初期段階の「膝を先に曲げるのか」、「骨盤を後ろに振ってから膝を曲げるのか」で決まってくるようです。


 初心者の人は、スクワット動作は「膝の曲げ伸ばし」という先入観が強いせいか、このような動作になりがちです。また、女性は「お尻を後ろに突き出す動作」が恥ずかしいせいか、どうしてもこのような動作の傾向になってしまいます。

 しかし、このままだと太ももの後ろ(ハムストリングス)やお尻(大殿筋)はあまり鍛えられませんし、膝の関節にも負担がかかります。

 ということで、来週の更新は「膝が出ない、股関節の屈曲−伸展を強調した動作」の典型的な動きの流れを解説したいと思います。来週をご期待ください!!










執筆者プロフィールへ メール


Copyright Physical education planning All rights reserved.
許可なく転載を禁じます