
ギリシャD〜シエスタとトロリーバス
シエスタそれはお昼寝。ギリシャではお昼1時半〜5時半くらいまでシエスタがあります。街の店という店が何もなかったように一旦シャッターが降りてしまいます。その時間からギリシャ人はお昼ご飯&お昼寝のために家に戻ります。お昼が2時くらいだから夜ご飯は10時くらいがレストランのピークでした。やっぱり2度寝の国?
街歩きの最中に何度かこのシエスタラッシュのバスに乗り合わせてしまいました。車内はギューギューです。普段のんびりおっとりしている印象のギリシャ人がこのときばかりは必死の表情でした。何が何でも急いで家に帰るもんね!という強い意志を漂わせ、ホント笑っちゃうくらい一生懸命皆さん家に戻ろうオーラをだしてます。それでも最近はギリシャも国際化が進んで、シエスタをとらない職場が増えてきたという話です。でもあのシエスタラッシュをみたらとてもそうとは思えません(笑)いいなぁ、シエスタのある国って。
ヤーサス!ある20世紀の6月17日。この日も歩いた、歩いた。道の隅々まで歩き倒しながらお土産も買います。ギリシャといえば革製品です。今考えるとすごく荷物になるから何やっているんだろうって思うのですが、男物の通勤にもOKのデッカイ革靴なども購入しました。だってホントに安いんですよ。ガッチリ出来ていて5,500ドラクマ(2500円)とか6,900ドラクマ(3300円)。ギリシャは平気で左右やサイズをめちゃくちゃに箱詰めして売ってくれる!と本に書いてあったのでその場でチェックも忘れません。それから良質の黒の大きなリュックサック。これは15,000ドラクマ(7000円)だったのですが、柔らかくてしっかり出来ていて一生モノに出来る!と睨んだ逸品です。
そうそう、私が街歩きや買い物をしていたときは、結構安全でお釣りをごまかそうとする人にも遭遇しなかったんですが、今回これを書くに当たってガイドブックをパラパラっとめくり直してみたら、詐欺ばなしなどなど注意の呼びかけを沢山目にしました。あれっ?行く前に目にしておくのが正しい姿なのに・・。だから、あんまり安全安全とは言い切れないのかもしれません。
町中の空に張り巡らされたトロリーバスの線 |
これがギリシャのドラクマです。 |
ただ1つギリシャ人気質で気がついたことがあります。それは間違ったことやルール違反が大嫌いっていうことです。基本的にとってもまじめ。私はこの黄色いトロリーバスにはかなりお世話になるので、これだけは乗り方など本で勉強してから突入します。街の至る所にあるキヨスクでバスチケットが売られていること。これを購入してバスに乗り込み、真ん中の機械でガッチャンっと穴を開けることなどなど。
面白かったのはシエスタラッシュの時間です。ギューギューの車内でガッチャンするところまで行くことが出来ません。そんなときはルールがあるみたい。機械のそばに立っている人が乗ってくる人乗ってくる人全員の分ガッチャンガッチャンするんです。全員が協力して一枚一枚一人一人の手を渡って正しく行って戻ってくるのです。
ある時は私も機械のそばに立つはめに。外国人だからって関係なし。次から次ヘとまわってくるチケットをガッチャンガッチャンしていました。そして隣の人に渡します。最後の方は私も手慣れたものです。またある時は遠くに乗ってしまい、これは当たり前のように隣の人に渡します。そうすると沢山の手を渡ってチケットに穴が開いて帰ってくるのです。もうひとつ、お婆さんが乗り込んで来た時は我先にという素早さで席を譲るのも生活の1部でした。全体的に温かい。
そんな彼&彼女たちが一度バスの中でコワイ顔になりました。それはヨーロッパのひょろっとした男性バックパッカーが2人乗り込んできたときです。彼らはナントチケットを持っていなかったのです。はじめは彼らのまわりがザワザワとざわめきました。たぶん「この人達チケットガッチャンしていないわよ、ザワザワ」っていう感じだと思います。そのうちひとりの女性がふたりに向かって威勢良く「○×△・・ZZYY・・」といいました。何しろギリシャ語です。彼らふたりは昔いわれた日本人の姿のように曖昧に愛想笑いを浮かべました・・。そして何もなかったように外をみています。
これにはギリシャ人、怒りました!何せまじめ何せ曲がったことが大嫌い。ふたりの周辺のザワザワが瞬く間に(・・こういっちゃなんだけど面白いくらいに♪)車内中に広がって広がって、バスごとザワザワ状態になっていきました。男性も女性も老いも若きもザワザワザワ・・。それからそれからザワザワは次第にヒートアップして声のトーンも上がってきて大騒ぎ状態に!さすがにふたりも身の危険を感じたのか途中でソロソロッと下車していきました〜。尚も後ろ姿に「○×△・・ZZYY・・」。
ちょっと笑いたくなってしまったんだけど・・。
ふたりに教えてあげなさいって?あっ私、ギリシャ語も英語も×××。それに彼らはそのつもりで乗り込んだのかもしれない、はじめから。コミュニケーションをとろうとしていなかったから。
もう1つのケースは中国人か台湾人のカップルが乗ってきたとき。ガッチャン何これ?と思ったのか、英語でコミュニケーションをとって周囲の人に聞いていて、車内のひとりが余分に持っているチケットをふたりに譲ってあげていました。そしてそしてめでたくガッチャン!
ちなみにお隣のイタリアのバスは1日に1度バスチケットを買ったらあとはいくら乗ろうと自由!でした。チケット検査にもついに1度も遭遇しませんでした。だからこちらは半数以上いやもっと全員?ただ乗りとみた!わたしは。そしてごくごくたまーにチケット検査をするらしいです。そこで持ってないとすごい金額とられるっていうカラクリ。お隣同志なのに性格もシステムも全然違うんですね。
そんなわけで私の見解としては、ギリシャ人の印象が悪かったという場合、自分を疑ってみるべし!?