回顧録ローマ

ローマA〜まずは歩くべし〜

エービーロードを購入して行き先を決め、旅行会社に申し込んだと同時に私の旅は始まったといえます。旅行自体ももちろんだけれど、予備知識をいれるべく準備をするのがまた楽しい楽しい。私が旅行前に必ずやることは決まっています。

1.地球の歩き方を買う・・・地球の歩き方を恥ずかしげもなく堂々とバイブルとする旅行者の私としては、こうなったら行く場所行く場所の地球の歩き方を揃えてしまおう♪と密かに企んでいます。だけど実際、バスの乗り方などでかなりの活躍ぶりです。これと和英辞典さえあればコワイものなし!?

2.各国の政府観光局にいく・・・これはパンフレットを集めたところでそれが大変役に立ったとか参考になったということは全くなく、イタリアだったらイタリア気分を盛り上げに行くという意味合いも大きいです。各国の政府観光局はいずれも都会の地味めのオフィスビルの一室などにひっそりとあるので、普段行かない場所に行く楽しさも兼ね備えています。

3.カウンターで尋ねる・・・政府観光局ではもうひとつ大きな目的があります。決まって持参していくもの・・それは地球の歩き方。そしてAGATHA(フランスのアクセサリー)のカタログ。AGATHAは世界中の大都市に支店があります。外国で購入すると信じられないくらいに安いんです。3分の1くらい?シンガポールではネックレス2本とペンダントヘッド、イヤリングチャームを買って日本円で1万円ピッタリにしてもらったから・・・場合によってはもっと安いかもしれません。

そういうわけでカタログの裏の住所と地球の歩き方の繁華街拡大マップを広げて「この住所はだいたいどの辺りになるのか印をつけて貰えますか?」とカウンターでお願いしています。たいがいは○△st.までは明確でホテルかデパート内にあるので簡単です。けれどローマの場合は一軒家の店だったので難しく、○△st.□番地くらいまで絞って大きく蛍光ペンで○をつけてもらいました。そこまでわかればあとは現地で歩いて探せば良いわけで♪何より現地で聞くより話は早いでしょう。ほら、日本語しかしゃべれないし。

朝のスペイン広場(広場が写ってないけれど)

トリニタ・ディ・モンティからのサンピエトロの眺め

テベレ川を渡る橋

ボンジョルノ!ある20世紀の1月4日。昨日なんとかローマに到着して本格始動1日目です。はじめはとにかく歩いて土地勘を掴んでいこうと思います。ホテルから中心地を地図で見たかぎり結構距離があります。それでも疲れたら途中からバスに飛び乗ればイイ!ということでとりあえずは歩いていくことにしました。目的はヴァチカン市国です。みーんなタクシーに乗っているんだけど・・それを横目に朝9時に出発です。

まずはのんびりとホテルのまわりから歩いてみたいと思います、私流。路地裏も古いコンクリートのアパートもクリスマス週間(お正月)のせいか朝早いせいか、シャキッとした冷たい澄んだ空気に包まれて閑散としています。既に開いているスーパーやキヨスクがあって生活感が垣間見られる一角もあります。小さな映画館も発見です。キョロキョロしながらもまったりと歩くのがなんだか楽しくてバス停も越えてしまいました。

そんなのどかな散歩のひとときで、中心地から離れた街並みではひとつだけ恐ろしいことがありました。歩道という歩道、道という道は犬のうんちでいっぱい・・・おっとっとっとおっとっと。コンクリートやアスファルトの都会だからいつまでも残っているせいでしょう。あんなに多いところをみると持ち帰る習慣はないようです。あんまり景色に見とれて上ばっかりみて歩いているとかなり危険なので、気を抜けなかったくらいです。

繁華街に行くにはスペイン広場を階段上から下に思いっきり横切っていくのが近道でした。朝のスペイン広場はオフシーズンということもあってひっそりしています。沢山の観光客が階段の至る所に座ってジェラートを食べているイメージがありますがまるで別の場所のよう。1月の晴れた朝のスペイン広場は閑散としていました。そこで見たのは、掃除担当の女性がもくもくと階段を掃きだしては水をまいている姿です。プロです!これはこれで貴重な一面を見ることができたと思います。

そうこうしているうちにお昼近くなり、あちらこちらのお店がパラパラと開きはじめました。ちょこちょこと覗きながら歩いていくうちに、いつのまにか目的はAGATHAのお店になっています。も〜真剣です。これがまた楽しい♪○印のついた地図を広げて歩く歩く。中心地を通り越してテベレ川を渡り、オフィス街のような一角にでてきました。う〜ん、わかりにくい。灰色の古いコンクリートの建物だらけでみんな一緒に見えてしまう!もうこの辺りが観光局で○印をつけてもらったところなので、道という道を隈無く歩いてみることにします。

ようやくAGATHAのウィンドーを発見!これはムズカシイ・・。商店街からだいぶ離れた場所にひっそりとありました。店に入っていくとヨーロッパの女性2人が静かに買い物をしています。この人たちも観光客でしょうか。

やっと見つけた私は頬を紅潮させてショーケースにへばりつきました。もう沢山だしてもらって、あれがいいこれがいいとニコニコです。日本ではデパートでチェーン店化していておしゃれなお姉さん達がアクセサリーを売っているのですが、ここでは個人のお店のような雰囲気で初老の夫婦が店番をしていました。

店員さんは大きなクマのネックレスを熱心に薦めるのですが、私には幼すぎると必死で断ります。そしてアクセサリーもさることながら、大小のバックに時計、スカーフなど他のアイテムも豊富にあります。その時は結構めずらしいものも多くて私としては暴走気味で全部で2万円のお買い物となりました。それでも沢山買っても2万円。

それにしても!支払いの時、カードを渡すと「ちょっとまってね♪」のスマイルと共にはじめてカード会社に電話でナンバー確認なんてモノをされてしまいました。信用されていなかったらしい。失礼な〜。わざわざ日本人が買いに行かないお店だったせいかもしれません。

そんなこんなで当初の目的地であったヴァチカン市国に到着したときには午後1時を廻っていました。ホテルをでて実に4時間〜ホホホホホ。ランチも忘れて歩いていたということになります。これからいよいよ博物館に入ろうかな♪なんて思っていたら、クリスマス週間のため1時45分で閉館ということであえなく挫折です。ちょっとウキウキ歩きすぎたみたい。また今度バスで出直してくることに決めてようやくランチ&休憩をとりたいと思います。ふ〜、もう足パンパン!